Amazon.co.jp には、「ほしい物リスト」(旧「ウィッシュリスト」)というものがあります。その名の通り、Amazon.co.jp の商品の中から欲しいものをリスト化することができるサービスです。

ほしい物リストの大きな特徴は、リストを一般に公開できることです。ですから、例えば友人のほしい物リストを見て、「あ!この人、これが欲しいのだな」と知り、何かの折にそれを友人にプレゼントすることもできます。

このほしい物リスト、よく知らないまま使うと、知らないうちにその人のリストに加えて、本名、最悪の場合は「お届け先住所」といった個人情報が公開されてしまう危険があります。

以前、姉妹ブログでもお話したことがありますが、例えば Google といった一般の検索エンジンでその人の本名を検索すると、その人のほしい物リストがヒットしてしまうことがあります。また、一般の検索エンジンではヒットしなくても、ほしい物リストのページでその人の本名を検索すると、ヒットしてしまうことがあります。

私も知らないうちに自分の本名とリストが公開されていたことに気づいて、慌てて設定を非公開に直したことがあります。もっとも、私の場合、リストに何も登録していなかったため恥ずかしい思いをせずに済んだのですが、ある私の家族などは大変でした。リストに、人に知られたくない趣味の品物を登録していて、しかもそれが本名で公開されていたのでした。

このようなことのないよう、ほしい物リストの管理には気をつけましょう。もっとも、富重家のようなおっちょこちょいの人は、あまりいないかもしれませんが。